カンボジアを源流に、バンコック市内を二分するチャオプラヤ川に注ぐナーン川。
その川辺には、今だ水上生活者が暮らしている。
水量が豊富で流れが速い分、渡る風も肌に心地よい。
それだけに、丘に上がる生活を考えていないそうだが
その分、蚊の発生や雨季の大水に悩まされてはいるそうだ。
ピサヌロークの夕食を満足させてくれたのは
水上生活者同様筏に設えたレストラン。
そこで食べたソフトシェルクラブの卵とじは、絶品だった。
余りの美味しさに、二晩通ってしまったほど。
ここ十数年、バンコックで必ず行くタイ風中華海鮮ソンブーンの蟹カレーに匹敵する美味しさ。
因みにこのソンブーンは、自民党がその勢力を近年最も拡大させた小泉元首相も訪れたお店。
この美味しさをそう女性オーナーに伝えてもらったところ
ニコッと微笑んでくれた笑顔に、味に対する自信を覗かせた。
夕日に染まる川面と心地よく吹いてくる風も、美味しさをさらに増してくれる至福の一時。