2016-01-01から1年間の記事一覧

雲一つない空を黄金色に染めて、2016年最後の陽が沈んでいった。 今年一年も私のブログにアクセスいただき、感謝致しております。新しい年が希望に満ち健やかにお過ごしできる一年になることを祈念して、ページを閉じたいと思います。 ありがとうございまし…

白鳥が羽を休める早朝のヴルタヴァ川。この川を見る度にあのメロディーが自然に浮かんでくる。 チェコ人の心のより所スメタナ作曲「我が祖国」の第2曲モルダウ。ヴルタヴァのドイツ語読みだが、初めて耳にしたときから虜になった旋律。私の感性を今も揺さぶ…

メリークリスマス。皆様に幸多きことを祈る。

教会から錬金術師が住んでいたことから名づけられた黄金の小道を抜けると、旧市街やヴルタヴァ川やそこに架かるカレル橋が一望で来る。ゆっくりと時間を掛けながら坂道を下っていき、プラハの美しさを堪能した。

きりりとした顔立ちの兵士が守る王宮の門を潜ると、美しいゴチック建築のヴィート教会が聳え立つ。 室内のステンドグラスは、外光と織り成す色鮮やかさが息を呑む美しさで、醸し出るその神々しさに圧倒される。まさに世界の至宝と称えたい。

空を焦がした夕陽が沈み、プラハの街は夜の帳に包まれる。夜は夜でまたなんとも美しいが、人と車が動き出す明け方も、またしかり。 パリやローマとは一味違う趣がここにはある。

ほんわか、小春日和。

自宅のある上尾駅から在来線の上野東京ラインで新橋に向かった。東京駅に着いたとき、二階建て車両の上階に乗っていたので、ふと新幹線ホームに目をやると、運良くホームの下を覗くことができた。 そこには人が行き来していたり、小さく区切られた倉庫なのか…

旧市街のメイン広場では、地元の女性なのか大きなシャボン玉を飛ばしていおり、醸し出されるファンタジックな雰囲気に、人だかりができていた。 1410年に製作された旧市庁舎の天文時計もまた、ゴシック作りのレトロな姿と時間が来ると動きだすカラクリ人形が…

美しいプラハの町並みに、ダビデの星が刻まれた建物がある。そこが所謂ユダヤ人街だ。見たことのないヘブライ語の時計が、別世界を象徴しているようでもあった。

何度来ても、プラハの街並は美しいが、以前来た時より建物のリニュアールが進み、美しさが増した。市内観光も、馬車だけでなく町並みに合わせたクラシックカーもどきのオープンカーが走っていた。 街中には観光客が溢れ、取り分け中国人が目に付いた。聞くと…

晩秋の名残を告げる紅の色。

ユングフラウを下る登山電車は、急勾配をゆっくりゆっくりグリンデルワルトに向かって降りていった。 最終駅のここグリンデルワルトは、アイガーの麓の村としても有名だが、これぞスイスと呼べる牧歌的な風景が魅力だ。 土曜日は、お孫ちゃんのお遊戯会の見…

今日は、54年振りの時ならぬ雪。東京に積雪が記録されるのは、観測史上初だとのこと。今晩の同期会の幹事会打ち上げは、延期となった。寒さが苦手な私にとっては、有難いことだ。 まだ九月の半ばだと言うのに、ユングフラウも頂上は雪雲の中。これで三度目だ…

トップ・オブ・ヨーロッパ、ユングフラウを目指し、登山電車に乗り込む。 ゆっくりゆっくり登っていく電車を二度乗り換えて頂上へ。乗り換え駅では、アルプスの少女ハイジでお馴染みの山岳救助犬セント・バーナードがお出迎え。 電車はいよいよ長いトンネル…

小春日和の日曜日。トランプ氏の大統領就任で揺れるアメリカでは、インディアン・サマーと呼ばれており、なるほど汗ばむほどの好天気。 そんな雲一つない青空と富士山を横目で見ながら、山梨県韮崎市にある南アルプス放牧豚の「ぶぅふぅうぅ農園」が開催する…

[ チューリッヒから電車で2時間。アルプスの乙女ユングフラウやアイガーの北壁登山への拠点インターラーケン。 街の中は、お土産やより時計屋の数が多い。お店で高級時計を品定めするのは、大方中国人。また一際存在感を放つ高級ホテルがあった。聞くと、ア…

美しいルツッルンの旧市街。嬉しいことに最高の観光日和。

文化の日をノンビリ過ごそうかと思っていたら、お孫ちゃんから電話があり「ジイジお芋ほりに行きたい」と。 慌ててネットで調べ、時々テレビでも紹介される埼玉県入間郡三芳町の林農園へ「富の川越いも」をほりに出かけた。 芋ほりは初めてだが、一株350円で…

スイス中部の街ルツッルン。瀕死のライオンの像は、フランス革命の際に、ルイ16世とマリーアントワネットさらに子供達を守って命を落としたスイスの傭兵のエピソードに感銘を受けたデンマークの彫刻家が、彫り上げたものだそうだ。 旧市街では、パンの市が…

秋点描。

スイス最大の都市であり、世界でも有数の金融センターでもあるチューリッヒ。高級住宅街を抜けた丘の中腹に、サッカーの国際統括団体FIFAの本部オフィスだった建物がある。 現在でも二階はFIFAの会員クラブだが、一階はレストランに改装されていた。そこから…

スイスの首都ベルン。美しい旧市街は、当然世界文化遺産。時刻、曜日、日付、星座、月の位置が見れる時計台は13世紀に建設された。さすが、時計の国だ。 また世界中でその名が知れている天才理論物理学者アインシュタインは、3年間ここベルンで暮らしており…

ドナウ川沿いの小さな村は、秋の装いを始めていた。どの国もビルが乱立する都会より、地方の村に味わいを感じるし、好きだ。 年代物のジャガーのオープンカーしかも代表的なモスグリーンの車体は、この歴史ある村にシックリ馴染んでいる。

三連休の初日8日は体育の秋で、孫の運動会を見学に。生憎の雨で、開始早々体育館に移動するはめに。 振り返れば去年は幼すぎたのか、お遊戯すら拒み、先生かママに抱き着いたりおんぶされたりで、泣いてばかりいた。それが今年は、満面の笑みでしかも積極的…

モーツワルトの喜びの挙式と悲しみの葬儀は、ウイーンのシンボルここシュテファン大聖堂で執り行なわれたそうだ。 ゴシック様式独特の天井の高い室内は、ステンドグラスとゆらめく蝋燭の灯りが、荘厳な室内を照らす。何を祈るのか、蜀台に蝋燭を捧げる女性。…

音楽の都ウィーンの旧市街ケルントナー通りは、新旧入り混じった建物が並び、作曲家モーツアルトの居た建物は、ブランドショップが入るビルに姿を変え、面影は一欠けら無い。 モーツワルトの生涯を描いた映画「アマディウス」の撮影が、世紀末建築の代表チェ…

ヨーロッパで最も美しいバロック建築宮殿と庭園の一つ。ハプスブルク王朝の歴代君主の夏の宮殿シェ−ンブル。内部の豪華絢爛な室内は撮影以禁止なので、掲載できないのが残念です。 漫珠沙花の朱が、天高く馬肥ゆる秋を告げる。やはり昨夜食べた戻り鰹は、程…

オーストリアの英雄ナイゲン公の夏の宮殿だったベルベデール。美しいバロック建築と市内を一望できる庭は、絶景だった。また、オーストリアを代表する画家クリムトの「接吻」が展示されているのでも有名。

金曜日に帰国した。海外出張の回数は数えていないが、おそらく百回近くになるだろうか。 それほどの回数を重ねているにも関わらず、自分でも信じられない大失態を犯してしてしまった。 五時半に自宅を出て、日暮里からスカイライナーに乗り込み、十分ほどし…