2017-01-01から1年間の記事一覧

アンコールワットが寺院なら、このトムは、都市の意味。堀と城壁に囲まれた都市の入り口は五つあり、中でも美しいのが、南大門。 その入り口の先には、複雑な建築様式を備えたバイヨン寺院が。 塔の四面に彫られた四面仏は、あらゆる角度から私たちを見守っ…

アンコールワットで正装をしたカップルが、結婚記念の写真を撮りに来た。 初めてこの寺院を訪ねた25年前は、アンタックが地雷の撤去に懸命だった。寺院の周辺もドクロの看板が目立ち、立ち入り禁止になっていた。 隣国のタイに比べると、発展の速度はかなり…

アンコールワットは、フランスの博物学者アンリにより発見されたが、建立された時はヒンドゥー教における宇宙観を再現した寺院だった。クメール文化が衰退すると仏教寺院として崇められ、オレンジ色の袈裟が寺院に映える。

アンコールワットの番人。

9世紀から15世紀にかけて繁栄したクメール王朝の象徴と言える「アンコールワット遺跡群」 今回で5回目だが、初めて夜明けのアンコールワットを見学した。何度見ても感動するが、夜明けは幻想的で格別の雰囲気を醸し出す。

船上に舞う。中国の若者らしいハシャギぶりだが、楽しそうなのは、ある意味羨ましいのも確か。

水に暮らし自然と戯れ、逞しく育つトンレサップの子供達。

琵琶湖の4倍、東南アジア一の大きさを誇るトンレサップ湖。水上生活者はカンボジア人だけでなくベトナム人も。 一見生活に支障がありそうだが、学校、教会、ガソリンスタンドも水上に。勿論生活に必要な品々も小船で売りに来る。 ただ乾季になうと水深が下が…

1886年に建てられたクメール様式の王宮。骸骨の塔を見学した後だけに、美しい建物と蓮や好きな猫で心洗われる。

カンボジアと言えば、アンコールワットよりポルポト政権下の武装勢力クメール・ルージュによる強制収容所における200万人を超える大量虐殺が、まず頭に浮かぶそうだ。 キリングフィールド。やはりチュンエク村で多くの人が拷問を受け、9千人の頭蓋骨が納めら…

ルーマニアの首都ブカレストと言えば、社会主義時代に悪政の限りを尽くしたニコラス・チャウセスクの独裁的権力の象徴「国民の館」が、あまりにも有名だ。 世界一のシャンデリアが輝くホールは圧巻で、国民から巻き上げた税金で建てた世界で二番目の建造物。…

最終目的地ルーマニアに向かうべく、コペンハーゲン空港へ。チェックインを済ませセキュリティを通過しターミナルへ歩き出すと、見かけた看板が。なんとまさかのセブンイレブン。こんなところまで出店しているとは。恐るべきと言うか、逞しいと言うか、さす…

デンマークと言えば、世界三大がっかりの人魚姫が有名だったが、近年では、国連の幸福度調査で世界一となったことが、知られている。 税金は高いが、福祉が充実しており、国を政治を信頼しているのが、我が国と違って大きな要因になっている。世界でも有数の…

フィヨルド観光を終え、デンマークへの移動地ベルゲンへ向かう。 ベルゲンは、1217年から12年間ノルウェーの首都だった、その美しい港の街は、世界文化遺産に指定されている。以前来た時に港の市場で古い木材を使った手作りの写真立てを買った。いまでもそれ…

新型の観光船は、氷河が造った芸術世界自然遺産ソグネフィヨウルドへと、船首を向けた。幸いにも天候に恵まれ、渓谷に空と雲と水が織り成す様は、これぞフィヨウルドならではの世界。 12枚の写真でどれだけ感動をお伝えできるか自信はないが、少しでもフィヨ…

閑話休題 11月2日金曜日。寝たきりだったが、朝は好物のマグロの切り身を食べつくした。昼過ぎ突然起き出しソファーを降りトイレへ。中に入る体力はもう残っていないのか、座り込んでしまった。水を飲みたかろうと差し出すと、美味しそうに何度も舌を出した…

5時間かけてようやくフロムに到着。ここから最新型の船で、自然遺産ソグネフィヨルドの観光へ。 今回で二度目になるが、その美しさに胸が高鳴る。 昨日NHKBSで、フロム鉄道に乗り換えたミュルダール駅から歩いてフィヨルドまで向かう番組が放送された。船か…

電車はゆっくりと下り始め、ショースフォッセンの滝観光ホームで一端停止。乗客は列車を降りて急いで滝の見学。水飛沫が舞い上がる滝を見ていいると、突然音楽が流れ、真っ赤なドレスを身に纏った山の妖精フルドラが踊りだした。因みに、男性を誘惑する伝説…

テレビ番組「世界の車窓から」の気分を乗せ、秋が深まり黄葉が眩しいミュルダール駅に到着。 ここでフロム線に乗り換え、フィヨルド観光の拠点フロムへと向かう。

朝焼けの雲に見送られ、列車はフロム鉄道への乗り換え駅ミュルダールへと向かう。 車窓からは、朝霧の流れる森や湖が繰り返し現れ、その美しさに魅了され時間が経つの忘れさせる。 列車は、徐々に高度を上げ車窓からは秋の気配が濃くなり始め、やがて残雪が…

早朝のオスロ駅。フィヨルド観光の拠点ベルゲンへ向かうベルゲン鉄道489キロ7時間弱の旅が始まる。 このベルゲン鉄道は、世界でも指折りの人気路線。ノルエーの深い森から荒涼とした高地を走りぬけるため、車窓からの美しい眺めが人気を呼ぶ。飛行機では味わ…

ノルウェーを代表する彫刻家ダスタフ・ブィーゲランの作品200点が展示されているフログネル公園。 人が重なりあって聳え立つモノリッテン(人間の塔)は、13年の歳月を掛けただけのことがあり、見る者を圧倒する。 それぞれの秋。

若き吟遊詩人か。ヨーロッパの街角でストリート・ミュージシャンはよく見かけるが、彼の奏でる楽器は一風変わっており、目にしたことがない。旧市街と石畳に光る木漏れ日も合間って、中世にタイムスリップしたような瞬間だった。

ベルギー、オランダと共にべネレクス三国を形成するルクセンブルグ。農業から金融中心の都市に変貌し、小国ながらしなやかにそして強かに、反映を継続させている。 黄葉が目立ち始めた旧市街も綺麗に整備され、ノートルダム大聖堂のステンドグラスも午後の日…

ベルギーのブリュッセルから車で三時間。人口僅か60万人弱の小国ルクセンブルグ。 旧市街に乗りつけた時はすっかり陽が暮れ、雨に濡れた世界遺産の街は、私の好きなオレンジ色の街灯に照らされ、中世の美しさを今に伝えてくれた。 この小国もやはり日本食ブ…

曼珠沙華が秋の到来を告げた。 明日からベルギーのブラッセル経由で、ルクセンブルグ、ノルウェー、デンマーク、ルーマニアへ。22日に帰国しますので、また暫くお休みします。 旧市街は中世の趣があると評判のルクセンブルグは初めて足を踏み入れる。それだ…

メスが交尾を終えたオスを食べてしまうこともある残酷なカマキリだが、こうして見るとひょうきんな感じもする。

名も知らぬ小さな花だが、紅い花弁はやはり妖艶。小悪魔的に見えるのは私だけか?

夏の終わりを告げるツクツク法師が飛び立ち、夜は初秋を奏でる虫の声。 今年の夏は二度梅雨が来たような雨続きだったが、季節はまた秋の装いを始めた。

インドのゴアから可愛いお客さんが。次女の同級生のお子さん。晴千と書いて、ハチ君。女の子と見間違えするほどの無垢な笑顔。 分け合って今は親子二人で生活しているそうだが、逞しいお母さんに守られ無邪気に遊ぶ姿は、インドの自然に包まれスクスク育って…