朝焼けの雲に見送られ、列車はフロム鉄道への乗り換え駅ミュルダールへと向かう。
車窓からは、朝霧の流れる森や湖が繰り返し現れ、その美しさに魅了され時間が経つの忘れさせる。
列車は、徐々に高度を上げ車窓からは秋の気配が濃くなり始め、やがて残雪が残る荒涼とした地をひたすら走り抜けて行く。