2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

色鮮やかなつつじが山肌を染める小室山。

真っ白な花弁が歩行者やドライバーの目を楽しませている、我が家近くのはなみずき通り。

ちょっとした悪戯。

ソメイヨシノは東北から北海道へと桜前線を押し上げ、枝垂れ桜も終わりを告げ 今は八重桜が満開を迎え、ここぞとばかり枝いっぱい花をつけている。 それに引き替え、白い花を控えめに咲かせるのは、桜には見えないウワミズザクラ。 だが、レッキとしたソメイ…

湿地も一面の緑に覆われ、待ちわびていた春を喜んでいるかのようだ。

萌えいずる若葉は、まるで柔らかな幼子の手。

光輝く春ばかりではない。 彷徨う心を映しだす春もある。

棲家に行くと必ずと言っていいほど訪ねる里山のガーデン。 仕事をリタイアし、趣味で草花を育てまた販売しているオーナーがいる。 コーヒーを注文すると無料で庭の見学ができ 写真を撮りながら、草花の種類や育て方などを勉強させてもらっている。 また、庭…

春の陽気と花の香りに誘われて、虫も活発に飛び回る。 ザワザワとしてきた里山の賑わい。

野焼きの煙りがたなびき、メダカでも探しているのか、小川に網をもつ父と子。 桜だけでなく、人も動き出して里の春。

桜は、花起こしの雨で満開に。そして花散らしの雨で終わりを告げる。 私は一瞬の風で散る花舞が好きで、花吹雪の美しさは桜だけの取り分けソメイヨシノの独壇場。 古くは「花は桜木、人は武士」と言われ、散り際の潔さに例えられた。

大室山さくらの里も花真っ盛り。 蒼い空に紅枝垂れのコントラストが眩しい春日和。

桜並木の早朝散歩は、春満喫の贅沢だ。 伊豆高原は、山桜もまた春を彩る美しさ。

知人のTさんから、マイセンの素敵なワイングラスをしかもペアで頂いた。 妻が一目見て、棲家に持っていきたいとニッコリしたほど。 私のリタイアと妻の還暦祝いを兼ねての心配りに、感謝、感謝。 今夜は、棲家で乾杯です。

皇居の桜は若干盛りを過ぎたが、その美しさはまだ持っていた。今週は桜尽くしだが、どうしてもレンズをむけたくなる。 折れた心を奮い立たせるためにも。

朝日を浴びて桜協奏曲。春が奏でるハーモニー。

桜の下で無邪気に遊ぶ子供らの笑顔に、元気をもらう。今日は、妻の還暦バースデー。

目の前を通り過ぎた「時」は 過去となって足早に過ぎ去っていく。慶子さんを送ってはや一週間。巡る「時」は、季節を運ぶ。桜花爛漫の瞬間を。

織り成す光と満開のユキヤナギの白が心に染みる、最後のお別れ…。 慶子さん、さようなら。 カルちゃん、さようなら。

なんてことだろう。 お姉さんのお通夜から戻ると、一か月ほど前から餌を口にしなくなっていたカルちゃんが、息絶えていた。 出掛けに、今晩までもたないかも知れないと思いつつ自宅を後にした妻の予感が、的中してしまった。 きっと、お姉さん一人の旅立ちで…

桜が咲き始めた日曜日、妻のお姉さんが黄泉の世界へと旅立ってしまった。 享年61。 まだまだ若く、やり残したことが山ほどあっただろうが 安らかに眠る顔に、故人の人柄が偲ばれる。穏やかで優しい人だった。 孫娘が誕生したばかりで、命のリレーができた…

黄昏どきを静かに見つめるご夫婦がいた。 職務から解放され、こんな心の余裕と時間を持ちたいと、今更のように。