デンマークと言えば、世界三大がっかりの人魚姫が有名だったが、近年では、国連の幸福度調査で世界一となったことが、知られている。
税金は高いが、福祉が充実しており、国を政治を信頼しているのが、我が国と違って大きな要因になっている。世界でも有数のオペラ座も建設されれているのも頷ける。
車も高い関税をかけ、なるべく台数を減らす政策を取っているので、自転車専用道を整備している。朝の通勤ともなると、物凄い数の自転車が行き交っている。それだけに排気ガスによる大気汚染も無く、爽やかな朝を迎えられるのは、確かだ。

コペンハーゲン市内で見かけた4本煙突。なぜ掲載したかと言うと、小学校時代の思い出を蘇らせてくれたからだ。
小学校1年の夏に、文京区から引越し足立区梅島で暮らした。小学校高学年になってから荒川の土手に何度も遊びにいった。土手から見える風景の中に、通称「オバケ煙突」と呼ばれていた千住火力発電所の4本煙突が目に入る。
なぜオバケ煙突と呼ばれていたかと言うと、見る場所が変わると、1本から4本まで違った数で見えるからだ。当時のランドマーク的存在だったが、昭和39年に発電所は閉鎖され、残念ながら煙突は姿を消した。今ではあのスカイツリーが土手から眺めるランドマーク。まさかコペンハーゲンで、半世紀に及ぶ時間の流れを一瞬にして凝縮させてくれるとは。