ルーマニアの首都ブカレストと言えば、社会主義時代に悪政の限りを尽くしたニコラス・チャウセスクの独裁的権力の象徴「国民の館」が、あまりにも有名だ。
世界一のシャンデリアが輝くホールは圧巻で、国民から巻き上げた税金で建てた世界で二番目の建造物。最後は革命軍により処刑されたのは、ニュースを通じて私の記憶にも残っている。







それに引き換え「プチパリ」と呼ばれる旧市街は、王政時代の優美な建物が残されている。
王政から社会主義を経て、共和制国家としてEUに加盟し安定した発展を続けるルーマニア。時代に翻弄された年老いた人々は、平穏な暮らしに安堵しているようだ。





帰国を前に郊外にあるワイナリー立ち寄ったが、ワインダルからスポイトの王様みたいなグラスでワインを吸い上げ試飲をさせてくれた。ワイナリ-での試飲は通常瓶詰めされ製品を飲ませてもらうので、樽だしのワインを直接頂くのは初めてで、新鮮な感じがした。
赤白何れも美味しかったが、気に入った写真の白ワイン三本を買い求めた。
お酒をほとんど飲まないかみさんが「これは美味しい」と。残念ながら日本に輸出されていないので、残り2本は正月に子供たちに振舞ってあげようと思っている。
明日からラオスカンボジア、タイへ。寒さが苦手な私には嬉しい出張だが、また10日ほどブログを休止します。12月には再開しますので、またアクセスしてください。