5000メートル級の峰に囲まれ、透けるような湖面がひっそりと息をする九寨溝。
降り立つ空港も3500メートルを越える高地にある。
飛行機からタラップに足をかけた瞬間から、体に変調をきたす。
いわゆる高山病の前兆で、どうにも体が重い。
高山病は、チベットのラサでかかったのが最初。
夜は頭痛で眠れず、帰りの飛行場までの道程が本当に辛くまた遠く感じた。
それが教訓に、ペルーのクスコでは、事前に頭痛薬を飲み、着いてからまた服用してなんとかしのげたが
首から下は、今回同様思うに任せずで、自分であって自分で無いといった感じだ。
私にも弱点は沢山あるが、3000メートルを越える高地は滅法弱い。