昨日帰国したが
出発は、メキシコ行きのJAL便が夕刻だったため、かみさんとドライブがてら空港へ向かった。

遅いお昼を、成田山新勝寺の参道にある鰻屋さんでいただく。
メキシコシティーへは、ロスでワンストップしてJALとの共同運航便メキシカーナに乗り換える。
メキシコシティーは、富士山で言えば六合目標高2200メートルにあり、若干空気が薄い。
ライターに火を点けてみると、着火しにくいことで、高地だということが分かる。

もう十年以上前になるが、チベットのラサで高山病に苦しんだことがある。

空路ヒマラヤ越えをし、ラサに着いた時は、真っ青な空と冷たい空気が心地よかったが

頭痛がしだしたのは、その晩からである。

ホテルの部屋に用意されてあった酸素を吸っても、医者からもらったクスリも効かず

翌日は、およそ夢遊病者のごとくで、一番辛かったのが帰りの空港までのバスの中。

ラサから空港までの一時間は、本当に長く辛い時間であった。

空港に着いてからも椅子に横になり、何も話し掛けないで欲しいと、周りに言ったのを鮮明に覚えている。
その辛さが、タラップを上り機内の人となると、気圧の変化で、嘘のように正常な状態に戻ってくる。

この経験から、出発前と到着後に頭痛薬を飲むようアドバイスを受け

ペルーのクスコでは、頭痛に悩まされることは無かった。ただし、身体はやはりフラフラしていた。

なんだか、高山病の話しになってしまったが、3000メートルを越える場所は、私の弱点の一つでもある。