MRIで撮影した私の脳の断面写真。右下の白い丸は、脳梗塞の跡。
20日金曜日の夕刻に妻と銀座で待ち合わせ。買い物を終えた妻と食事に行った折「滑舌が悪く、右の唇が下がっている」と、指摘された。そう言えば、少し口篭もる気がしていたのと、帰りのエレベーターの鏡に映った私の顔は、確かに唇が変形した顔だった。
異変に気付いた妻は、停めてあった車の中から看護師の長女へ電話。勤務している東京医科大学病院で検査して欲しいと懇願したが、自宅に居た娘から「今日の夜勤に脳外科の先生はいないのと、東京都は持ち回りで夜勤させているので、救急車を呼んで担当医のいる病院に運んでもらって」と、アドバイスされた。
妻はアドバイス通り119番して救急車を呼び、私はベットに寝かされ、御茶ノ水にある東京医科歯科大学医学部付属病院に搬送された。
病院では、医師から矢継ぎ早に質問を受け、直ちにCT、MRIの撮影が行われ、下された診断は「ラクナ梗塞」だった。
初めて聞く病名だったが、調べてみると脳梗塞の4割はこれで、細い動脈が高血圧で痛みつけられ破れない変わりに詰まって梗塞になる無症候脳梗塞だった。後遺症としては、多少の言語障害と手足のしびれで、その通りの症状が今も出ている。
入院中は点滴と薬の投与。食事は薄味で量も少ない典型的な病院食。院内の移動やトイレは車椅子と、初めての本格入院だけに戸惑いも多く、寝付けない日々が続いたが、昨日晴れて退院。
これからは、言語障害のリハビリと禁煙。さらに糖分塩分を調節しながらの食事用法と、私にとっては厳しい戦いとなっていくが、70歳までは海外に行きたいので、頑張って摂生していく積もりだ。
ブログの更新も、続けたいし。