夕景に浮かぶコハクチョウを眺めていると、英国ロイヤル・バレー団のプリンシバルを務めた初めての日本人吉田都さんが華麗に舞う「白鳥の湖」の舞台とチャイコフスキーのメロディーが、脳裏に浮かんできた。
と、気取った文章で最期を締めるのは自分らしくないので、
十代のころに流行った音楽GSと言われたグループサウンズ。そのGSブームの最後に流行った歌オックスの「スワンの涙」が、ピンときた。50年前の事だけに、あまりにも古いか…(笑)
でもサビを口ずさみながら撮影した自分がいて、それはそれで時代背景を思い浮かべ懐かしさがこみ上げてきた。
同じテーマで何度も撮影に通ったのは本当に久しぶり。コロナ禍の気分転換には最高のテーマだったが、コハクチョウは新潟さらに北海道で羽を休めシベリアへと帰っていくので、撮影も終わりを告げた。
元気に羽ばたき無事にシベリアに着くことを願う。