「東北・北海道キャンカー旅総集編」
人生初の長旅と長距離運転。まだその疲れが残っているが、16日間の旅は気づきと発見に満ち、充実した日々を過ごすことができ、この歳になっても、経験に勝るものはないと実感させられた。
旅の最大の味方は、道の駅と高速のサービスエリアだった。24時間無料駐車で車内で食事も作ったし、深夜のトイレも使用可能。しかも清潔で、コンビニも利用したが、おかげでキャンカーのトイレは使わずにすんだ。
その日の疲れを癒してくれる駅近の日帰り温泉も、重要なポイントになった。道の駅の本と睨めっこしながら、温泉に入れる駅に停泊していった。
温泉は公営の温泉施設やホテル利用になるが、知床羅臼で知った森の中の露天風呂は、地元の温泉愛好会が管理しており、無料で浸からせてもらえる。その温泉名が熊の湯。かみさんの旧姓は熊野で、かみさんは自分の温泉に入ったようなものだった。これもまた、旅の思い出。
また、駅やスーパーで地元の新鮮な食材やお菓子などを手に入れるのも、楽しみの一つになった。
袖摺りあうのも多少の縁で、朝夕駅で声を掛け合った同好の志との会話も刺激になった。一番遠いナンバーは鹿児島。西日本方面のナンバーは何度も見かけたが、キャンカーよりもミニバンや普通車のほうが多く、もっとも驚いたのはご夫婦がそれぞっれ軽自動車を運転し、奥様の車には猫の小屋を設えてあったこと。三匹の猫はなれた様子で、車の周りを散歩までしていたが、これから三ヶ月間道内をのんびり回る予定だそうで、しかも若くして会社をたたみ、この時期毎年北海道を周遊しているという。しかも20年連続で。
リタイヤ組みの先輩で長期の周遊は他の方にもいたが、皆さん元気溌剌とされしかもタフだ。私たちの行程は16日間だと告げると、勿体無いと口を揃えた。
勿論失敗もやらかした。



松山千春の故郷足寄の道の駅でのことだ。
朝起きてかみさんが洗面に行ったので、私も後からでて当然のようにドワを閉めたら、どういう訳かロックが掛かってしまい締め出される事態に。生憎キーとかみさんに預けたスペアキーは車の中。
さて困ったと思案。公衆電話を探し、104で保険会社のロードサービスの番号を案内してもらい、オペレーターに電話。帯広のカギの救急車を手配してくれ、一時間後に手際よく解錠してもらった。シーズンにはよくあることですと鍵屋さんは笑っていたが、ロードサービスと鍵屋さんに感謝、感謝の朝になった。
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