テオティワカン遺跡に向かうハイウェーの両側にはスラム街が続き、その家並みは山の中腹まで達していた。
大方の家は、税金逃れのために建設途中にして住んでいる。電気も東電いやいや盗電。電柱から勝手にケーブルを引っ張り込み、何食わぬ顔をして使っている。
ワールドカップが始まったブラジルの貧民街もまたそうだった。ブラジルと言えばサッカーとまで言われているのに、開催されても反対デモは収まらない。
富める者は永久に、貧困もまた永久に。洋の東西を問わず、相続税が存在しない国にありがちな問題であり、それらの不満が犯罪やデモに繋がり、最後はクーデターとして爆発する。
翻って我が国日本は、資本主義を装う社会主義のようなもの。国民の大半は平等を好み、お金持ちほど相続税は高く、三代続いたらそれ失うを仕組みとなっている。
それでも昨今では、リーマンショックに襲うわれ、時の民主党政権は打開策の手が打てず、中小企業や非正規労働者は大きな痛手を被り不満が充満したのだから、どんな国に生きても自らの立ち位置を理解・納得し、楽しく生きていくことが一番だと、改めて考えさせられた。


暗い話だったので、お口直しに愛猫のを写真を掲載します。
フェースブックにも載せましたが、六匹兄弟の末っ子ジンです。
最近またキャットタワーで寝るようになり、愛くるしい顔で部屋を見回しているが、私には餌を貰う以外は靡いてこない、小癪な末っ子でもある。