初夏の光芒眩しいモネの池。
印象派の画家達は、この光がもたらす繊細な色の変化を追い続けた。
それに影響を与えたのは、日本の浮世絵だ。
自宅には、歌麿北斎、広重らの浮世絵が多数展示されてある。
この池も、日本庭園を模して造られた。
ドイツマイセンの陶磁器も、柿右衛門の影響を受けていると聞く。
そう思うと、江戸元禄時代に花開いた芸術文化は、もっと日本がそして日本人が誇っていいはずだ。
世界中で再放送されている日本製アニメや、フランスのマンガブームは、この時からの流れのような気がする。
最近公開されたジブリのアニメも、ストーリーはもとより
曲線の描き方や繊細な色彩表現を、世界中が注目しているからだ。
自民党の麻生前首相のマンガやアニメ好きは有名だが、一国の首相が如何なものかとマスコミから非難された。
マンガやアニメ好きそのものは、けして悪いことではない。むしろ感性豊かな気がする。
逆に取材する新聞社やテレビ局の記者の変なエリート意識が、マンガやアニメを日本の伝統文化として捉えることが出来無いのが、問題でもある。
話が、変な方向へ行ってしまった。