アラブの世界は、イコールイスラムの世界でもある。
ウマイヤド・モスクは、715年に建てられたイスラム教代四の聖地。
歴史的建造物は、見たからに風格・風合いを感じる。
それが、近代建築のモスクに行くと
内部は、スワロフスキーに代表されるクリスタルガラスで装った煌びやかな造りになっており
ガイドさんが美しいモスクと自慢するが、どうしてもピンとこない自分がいる。
それよりも、シリアにはキリスト教徒の住む地区があり
そこの住民とイスラムの人達が共存共栄の関係にあることに驚かされる。
シリアの治安が良いのは、お互いの宗教観や価値観を認めあっているからだろう。
ユダヤ教キリスト教イスラム教の歴史には、拭いきれない宗教・宗派間の争いの歴史が今だ横たわっているからだ。