スコータイ遺跡の脇にある博物館を見学に行くと
華やかな民族衣装を身に纏った子供達がいた。
聞くと、文化庁長官が視察に訪れるため、その歓迎セレモニーだと言う。
五本の指が反り返るほどのしなやかな手で踊るタイ舞踊は、何時見ても優美。
旅での偶然の出会いは、嬉しいものだ。
遺跡の帰り道で、また踊りの行列と出くわした。
気になって車を停めてもらうと、これから出家する人のお祝いの行列だと、ガイドさんが。
昔は、男子は皆出家したそうだが、最近は拒否する人も多く
折角出家しても、厳しい修行に耐えられず、三日と持たず逃げ帰ってくる人もいるそうな。
国が豊かになり、甘やかされたり男の遊び場が充実すると
煩悩との戦いに敗れさる男子が増えるのは、頷ける。
私も出家したら、逃げ帰ること間違いなし。だって鈍らだから。
それは余談として、こんなパレードまで目にすることができるなんて
ブログの材料になるしほんとラッキーな一日だったと、運の良さに一人ほくそ笑んだが
ふと、バンコックのガイドさんの一言が頭に浮かんだ。
川トカゲを見ると、幸運が訪れますーと。
う〜ん、トカゲ伝説は凄い。思わず出家僧に合掌。