サンフランシスコから車に揺られて四時間強、それでもまだバレーの中だと言われ
世界自然遺産ヨセミテ国立公園にたどり着く。
いったい、大平原とはどこまで走ればそう呼べるのか?
アメリカ大陸の途方もない距離感に、今更ながら唖然とした。
と同時に、ヨセミテの氷河の侵食でできた岩峰と渓谷は
これとて公園のほんの入り口にしか過ぎず
大自然の驚異とスケールに、ただ平伏すばかりの自分がそこにいた。