御年91才の靴磨き



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久しぶりに都会に出たが、参議院選挙が終盤を迎え、新橋駅前でも候補者の熱弁が響き渡っていた。。
そんな広場の片隅で、長きに渡り靴磨きの商売に励んでいる女性がいる。

私の好きなNHKの番組「沁みる夜汽車」で紹介された91才のお婆ちゃんだ。

ご主人に早死にされ、苦労されながら靴磨きで5人のお子さんを育て上げたそうだが、指に靴クリームを塗り付け直に靴を磨く丁寧さがファンを増やしてきたと、テレビのナレーションそのままの磨き上げ。

「革は女性の肌みたいなものだから」と、最後の仕上げ。

91才になられても黙々と靴磨きの商いを続ける姿に頭が下がるし尊敬の念すら湧いてくる。

古希を向かえて爺さんぶっていた私は、まだまだ小僧っ子だと、痛感させられた。

テレビでは、「靴を磨く両手が私の宝物」と語っていたが、「長生きの秘訣は、贅沢で美味しいものを食べるより、質素な物を食べることよ」と、諭すように語ってくれた。

靴はピカピカになるし、心揺さぶる生きざまの話まで聞けて、値段は財布に優しいワインコイン。

ファンが多いのも納得する。何時までもお元気で。