標高2000mを越える高地に、忽然と現れた月と太陽のピラミッド。
月のピラミッドの上空には気球が飛んでいるが、メキシコの若いカップル達に人気で、この気球に乗ってプロポーズするのが流行っているそうな。
月と太陽のピラミッドを結ぶ道を死者の大通りと呼ぶが、この地を発見したアステカ人が道の左右にある建造物を墓と勘違いしそう呼んだそうで、神に生贄を捧げる風習があった時代だけにそれも頷ける。
道の途中には、ピューマの壁画が鮮明に残っており、人が生贄になったことを想像させられる。
ピラミッドの高さはおおよそ60m位だが、両方登ると若干空気が薄いせいもあって、ジイジにとってはしんどい行程となった。


二年前、ジャズの街ニューオリンズからバスに乗り、ミシシッピの大農園プランテーションに行った事があり、そこに立派な泰山木が白い大きな花を咲かせていたのが、いまだ印象に残っている。
調べてみると、ミシシッピルイジアナ両州の州花になっていた。
その泰山木を伊豆のJAで手に入れることが出来、さっそく棲家の片隅に植えた。
白い大きな花は、空に向かって優雅に花びらを広げているが、これを受け咲と言うそうで、何度見ても飽きがこない。この泰山木を植えられたことは、本当に嬉しい事だ。