貧しいから
貴女に差し上げられるものは
五月の柔らかい若葉と
精一杯愛する気持ちです。
でも、結婚してください。
ウル覚えだが、若葉の季節が来ると、何故かこの詩が頭に浮かぶ。
もう四十年前に放映された、テレビドラマでのセリフ。
その番組は、森光子さん主演の
「天国の父ちゃんこんにちは」
パンツ屋で〜すと、下着の行商をしながら二人の子供を育てる
嫌気な浪速女の物語。
確か、息子が大人になって彼女にプロポーズした時の一節なはず。
カミサンが、今年も口にするのねっと、傍で笑っていた。
今だに記憶に残っているのは

多感だが、不安も抱えていた青春時代と、どこかリンクしていたからだろう。
それがまた、懐かしくもありで。
カミサンの眞千子さんにプロポーズした際、このセリフをはいた分けではないのだが。