車窓の雪景色が目まぐるしく変わる九十九折りの坂を上り、中禅寺湖に。

湖上を冷たい風が渡り、雪山に囲まれ深閑とした雰囲気は、いかにも冬の湖。

露天風呂は、濁った湯と茹で卵の黄身の臭いに似た硫黄独特の臭いに包まれ、疲れた体を癒してくれる。

風呂で出会った人との、一時の会話も、旅ならではの楽しみとなった。

ホテルのレストランで、遅い昼食を楽しんでいると

パンとヒマワリの実が入った餌箱で、ゴジュウカラヤマガラが忙しく餌を突いているのが目に入った。

赤い帽子を被った鳥は、アオゲラか?

祭が気になり、ホテルのバスを諦め、早めの日光駅行きのバスに乗ったが、折角だからと華厳滝を見学しようと、途中下車。

バス停から5分で、滝が見える展望台に。

小学校の修学旅行以来の華厳滝に胸弾ませたが、生憎の霧で、音はすれども姿は見えず。

落胆してバス停に戻る二人に、季節の良い時期にまた来たらと、優しく慰めてくれる猿がいた。