有楽町線の有楽駅に降り立つと、乗客を乗せない試運転の電車が停まっていた。よく見ると、乗り入れている西武線の新型車両だった。
偶然の出会いみたいなものだか、丸みを帯びた可愛い顔の電車に、一度は乗ってみたいと思ってしまった。
私は乗り鉄ではないけれど、自分の中の幼心が、そう感じたのだろう。
齡65になっても。