渡米する朝布団から出ると、身体がダルかった。風邪の引き始めのような按配で、空港で風邪薬を飲み飛び立ってからして間もなく、眠剤を服用した。
機内の映画に観たかった「君の名は」がメニューにあり、機内食を食べながら観賞していたが、デザートが出る前に、薬と眠剤の相乗効果で爆睡してしまった。
八時間は寝ていただろうか、出していただいた朝食を食べてから僅かの時間で、飛行機はサンノゼ国際空港に着陸した。
空港を出た瞬間の乾いた冷たい空気が肌に心地よく、寝起きの身体をシャキッとさせてくれた。
シリコンバレーには、まだ秋の名残が。