桜前線は、今頃東北地方を駆けのぼっていることだろう。
棲家を離れる昨日、予報が外れて晴れ間が覗いた伊豆高原は、山肌を薄化粧するかのように可憐な山桜が満開を迎えていた。
麓でにはケアセンターの車が2台停まっており、お年寄りたちが思い思いにお花見を楽しんでいた。
昨年末に他界した母も、ホームにいた時分お花見に行った時の写真が飾られてあったことを思い出す。幾つになっても、春と桜は気持ちを高揚させてくれる妙薬だ。