娘が生まれると桐の木を植え、嫁ぐ時にその桐で箪笥を造って持たせてあげると、夢のある話しを聞いた事がある。
その大木の桐が花を散らす。
落下してくる花は、まるでヘリコプターが地上に降りてくるようにクルクル回りながら地上へ。
そのため、舞い落ちた花が下草に止まり、周辺に新たに花が咲いたような嬉しい錯覚を与えてくれる。
何時までも、花は花として美しく在りたいと。