美しい夕日が見たいと、西伊豆黄金崎に車を走らせたが
東伊豆とは天候が異なり、重苦しい雲が海面近くまで垂れこめていた。
それでも、沈む間際の一瞬の夕日と浜木綿が、それなりに想いを満たしてくれた。
また暖簾を潜ったこあじ鮨の大将が、気風のいい語り口で地元の話を聞かせてくれたことや
店名の手の凝った美味しいこあじ鮨とカサゴがまるまる一匹入ったお味噌汁が
気持ちを豊かにさせてくれたのも嬉しかった。