動物の行動展示で、今や日本の一入園者数を誇る旭山動物園
あらゆるメディアが取り上げてきたし、ここにいたるまでの苦労が映画にもなった。
中国や韓国でも人気のようで、北海道観光のツアーでは定番になっているそうだ。
確かに、旭川空港にも動物園にも中国語が飛び交っていた。
実際に行って見ると、映画で見るより迫力があり面白い。
動く姿や泳ぐ姿を見るのに、他の動物園には無い視点で観察できるからだ。
円筒形の水槽を泳ぐアシカを見上げる親子の目線が、それを物語っている。
白熊の飛び込みは思わせ振りで終わってしまったが、強化ガラス越しに迫ってくる白熊は写真の通りで
通常では有り得ない今にも襲われそうなカットを収めることができた。
可愛いだけが動物ではない。
現に有名な動物カメラマンは、ヒグマに襲われ命を落としているし、クマに襲われる事件は毎年起きている。
大型野生動物は、一度牙を剥けば野獣と化す。
狼の鋭い眼光にその野生の本能を感じるが、これもまた行動展示の魅力なのだろう。