スタート時間が遅かった今日のゴルフ。
でも道路が混雑する時間に運転するのが嫌で
カメラ散歩を兼ねて、早朝自宅を出た。
国道16線を柏方向に車を走らせると、利根川に差し掛かる。
早朝故の快適な運転は、橋を渡って小道にハンドルを切らせた。
土手の菜の花と、お寺の桜が目に入ったからだ。
桜の花に誘われ人気の無いお寺の境内を覗くと
そこには、色あせた風車に囲まれるようにして、水子地蔵が多数祭られていた。
もしこの世に生を授かってていたら
春爛漫を満喫しているに違いないと、思わずにはいられなかった…。
桜の花に誘われたと言うより、導かれたような気がする、合掌。
お寺を後に、再び16号に入り水海道を目指す。
ゴルフ場まで後わずかの処で、青空に口を開ける色鮮やかな鯉のぼりが、目に飛び込んできた。
気の早い節句の祝いに驚いたが、立派な鯉のぼりの数に、その家の歴史と子供に対する愛情が伺える。
親から子、子から孫へと、何代続いているのだろうか。
水子地蔵に手を合わせた後だけに、何とも皮肉な巡り合わせとなってしまった。