庭の花梨の実が、大きくなった。
秋には、その実が黄色く熟す。
家を建てた時に市役所から苗木で頂いたもの。
今から17年前のことだ。
長男がまだ中学生、二人の娘が小学生の頃。
その子供達は、今では皆家を離れ、自ら決めた道を逞しく歩んでいる。
長女は結婚し、若くして新居を購入した。
そう思うと、花梨の木は子供の成長と共に、大きくなってきた。
実をつけるようになってから、孫も生まれた。
我が家の成長記録をも年輪に刻んでくれている、そんな花梨の木。